3月19日に松江歴史館がオープンしました。

そして、昨年秋のことですが、松江歴史館開設準備室から私の所属する松江調理師会、並びに松江郷土料理研究会に、開館にあたって、江戸時代の松江の庶民の食卓を再現したものを展示したいので協力をお願いしたいとのご依頼がありました。

そこで、
文献を読んだり、食通の郷土研究家の方から教えを請うなどして献立と料理の作成の準備を進めてきました。

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    ・・・春夏秋冬の食事献立が決まったら器選びです。

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   それから数ヵ月後、、、

 いよいよサンプルが出来上がってきたので、その出来映えをチェック。

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 メンバーが実際に作った料理の写真と比較しながらロウ細工の出来を見ます。
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null 春夏秋冬の料理を
                         実際に高足膳に並べてみて。

<春> null

 白魚の卵はり、サヨリの刺身、煮〆(竹の子、蕗、椎茸、隠元豆、焼き豆腐)   
 イリコの葱ぬた、飯は麦飯で小皿にメノハ(板わかめ)の焙りを添えて、
 漬物は水菜の浅漬け、大根味噌漬け

<夏> null

 土用しじみの味噌汁(麦麹味噌を使って)、和かぼちゃの煮〆、
 エノハの付け焼き、飯は巻き寿司、
 漬物は茗荷、胡瓜、茄子、人参、大根のやたら漬け、
  そして、
 昔はよく食べていたという素麺
   素麺ダシは煮魚などの煮汁を捨てずに使い回していたそうです。
   =江戸時代は最高のリサイクル(3R)社会だったのですね。
     というか、現代がおかしいとしか思えませんが・・・

<秋> null 

 青大豆の団子や野菜たっぷりの おちご汁、
 もろげ海老の照り煮 、ずいきと八つ頭の煮物、
 茸飯(焼き椎茸、けしの実)、漬物(大根の身と葉の浅漬け・塩漬け穂じそ)
 出雲蕎麦(かけ蕎麦)
  薬味はじんぴ、辛味大根、海苔、きざみ葱
  もちろん、かけ汁は煮魚の煮汁の再利用・・・

<冬> null

 体が温まる赤貝と冬野菜の のっぺ汁、
 寒鮒の刺身=芥子酢味噌で、
 芹のお浸し 、スズキの煮なます(熱々を)、
 飯は公魚(あまさぎ)の柳かけ(番茶の茶漬け)
 漬物は津田蕪漬け 

そして、
出雲地方の特徴のある食べ物として、
<正月の雑煮> null
 
しょうゆ雑煮(左)

あずき雑煮(右)

みんな本物そっくりです。

そして、改めて

現代日本人が必要としている食のあり方を学ばせて頂いた好機となりました。
(マクロビオテック料理)

献立作りの際のヒントになりました。

松江歴史館に展示してありますのでご覧下さい。   

   

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災された方々に

謹んでお見舞い申し上げます。と共に、

一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

3月11日 日本中が国内最大の地震で忘れられない一日となった日・・・

アイリッシュ・フェスティバル協賛イベントを開催しました。

  そして、

蓬莱吉日庵は丸谷晶子さんのきれいなソプラノの声と

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岡崎泰正さんのやさしいギターの音色に癒されました。

2人の“ケルト音楽”に合わせて 料理もアイリッシュ・スープの“ブロス”が好評でした!

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皆さんも是非“おとくゆる”のCDを聴いてみて下さいネ!

2月に
「不昧公の祝い料理と島根の酒蔵を味わう会」が蓬莱吉日庵でありました。

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今回は、お酒は島根の酒蔵から石原美和さんに5種選んで頂き、

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米田酒造と国暉酒造の社長さんから、お話を伺う事もできました。

料理は“マクロビオテック”を基本に
松平不昧公のご子息誕生祝い膳を、皆様にお召し上がりいただきました。

本膳(一の膳)
食前酒 祝いにつき・・
紅 池月酒造「名馬の里」ピンク活性酒
白 ヤマサン正宗「白月(うすづき)」
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小付 海士町の干しナマコ柔煮

〔国暉酒造 床机山〕
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刺身 白魚 寒鮒糸作り 煎り酒 栗 白髪大根 金柑

〔吉田酒造 「月山」純米吟醸〕
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坪  自家製豆腐の蕪釜射込み

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汁  鯉こく

二の膳
〔李白 熱燗 特別純米 50℃で提供〕
平皿 煮しめ
猪口 鰤煮なます

三の膳
御吸物 潮仕立て

与の膳(向詰)
〔米田酒造 立春初搾り〕
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家喜物 小鯛塩焼き 熨斗梅と酒粕の博多押し

五の膳(台引)
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飯代り 蕎麦 生粉打ち 辛味大根

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菓子 神在餅

お蔭様で、お酒もお料理も好評の会となりました。

次回は、4月に「上代(かみだい)を飲みつくす会」を予定しております!